海外競馬に興味ある畑違いのおれが選ぶかっこいい馬名の外国馬。

どうしても下書き丸出しな昨年のエントリが許せず、本日(3/9)加筆修正いたします。
偉大なるトルストイを見習って。恐れ多くも。桁が違いすぎますが。
↑こうやって倒置法な文章を使ってる自体、すでに怪しいですけど(笑)
それに、トルストイの桁違いな行為は推敲ですね。世に送り出す前にきっちりしっかり何度でも。
私は後になって、ドタバタと。



とにかく、タイトルから気になって仕方なかった“が”が多すぎる点。
一個削っただけで、すっきり。


そして、以下の通り。
間違え探しのような感覚で楽しんでいただけたら、と。




外国馬のネーミングセンスはとてもステキだと思います。
その響きを楽しみ、由来を想像し、そして答えに辿り着いたときの満足感や衝撃は、心地良い刺激の連想ゲームを終えたあとのような、または一冊の本を読み終えたような気分にも似てるように思います。
一頭見てしまえば、もう果てしなく一晩明かしてしまう血統表は、ストーリーの宝庫です。
何代も続けば、枝分かれしていくストーリーに広がる無限大の妄想(笑)


そんなおれが選んだかっこいい馬名の外国馬とは。



The Great Gatsby グレイトギャツビー
フィッツジェラルド著“華麗なるギャツビー” 



Catcher in the Rye キャッチャーインザライ
サリンジャー著“キャッチャーインザライ”(本来は歌の題名)

偶然にも、私自身のサイト名でもあり。正直びっくりした。



読書好きで競馬に詳しくないおれからしたら、なんだこりゃぁぁぁ!!!というくらい凄い単純明快。
両方とも村上春樹訳の図書もあるし。



図書関連以外にも興味をひかれる名前は沢山。




Silver Charm シルバーチャーム
灰色の魔女。魔女系大好き。

血統表へ飛ぶ。

Prince Rose プリンスローズ
これはもう単純にローズ系の名前ということで。でも、まさかシルバーチャームへ流れるとは思わなかった。


そして目をとめたPepper and Salt ペッパーアンドソルト


これは!GReeeeNのアルバムのタイトル!

…の逆?



コショウ塩、あなたの人生にあじつけを!
(正確には塩コショウ、あなたの人生にあじつけを!)



そうじゃなくて。



血統表を見る限りではたぶん、

霜降り(笑)

そういう毛並みのお馬さんだったのでしょうか。





Seabiscuit シービスケット
たかが乾パン。されど乾パン。

血統表には楽しい名前がいっぱい。
お父さんは乾パンそのものHard Tack ハードタック
Tea Biscuit ティービスケット
Tea's Over ティーズオーヴァー お茶会が終わってしまった…不思議の国のアリスを思い出す。
Tea Rose ティーローズ 昔使ってた香水の名前(笑)関係ないか。



Seaとくれば、SeaBird シーバード 

パリ、エッフェル塔凱旋門ティファニーで朝食を
へプバーンが浮かぶ。



Storm Flag Flying ストームフラグフライング

嵐の中飛ぶ旗。ものすごい嵐。
浮かぶのは、そう、風と共に去りぬ
ヴィヴィアン・リー

そして思う。

Let the stormy clouds chase.
嵐はそのまま吹かせよう。

そう、気の済むまで。
感情的なことなら、気の済むまでどうぞ、と(笑)
天災ならば、早くピリオドを神に祈る。

これ、意外に馬名として存在してたりして。
長すぎるか。
今度、検索してみよう。




Blushing Groom ブラッシンググルーム
顔を赤らめる花婿

響きの良さと変わった名前の意味から興味を持ち血統表へ。
母の名は、

Runaway Bride ランナウェイブライド
駆け落ち

…なにがあったんだ。

そして、その後何代目かには、

Amour Malheureux アムールマルルー
失恋、悲恋。


人生色々あるよね。うん。
でも、成績はすごいね。びっくりするほどスゴイ。

アムールマルルーも響きが良くて気に入って、血統表を見たらブラッシンググルームつながりで驚いた。




さあ、口語体の馬名いってみましょー。


Smarty Jonesの母。I'll Get Along アイルゲッタロング
「私はなんとかやっていくわ」


そしてその母。Don't worry about me ドンウォリィアバウトミー
「私のことは気にしないで」



強いなあ。自立してる。



で、ストーリー性をさらに継続させるために(笑)

I don't mind, if you forget me アイドンマインイフユーフォゲッミー
「私のこと忘れても大丈夫よ」

という馬名を考えてみる。
長文すぎてNGでしょうね。



どこまでも強い女性は憧れです。強さの裏に垣間見えるハカナサ、ヨワサにぐっときます。




さて。続いて。

Foolish Pleasure フーリッシュプレジャー
東奔西走。
すっごい連想。

井上陽水さんの歌に“東へ西へ”というのがあるのですが、歌詞に

「うれしさあまって気がふれる」

というところがあり。
それを思い出してしまいました。
音楽好きな私は、歌詞なら事も無げに暗唱できたり。
これがお勉強に生かされていたら…。



What a pleasure ワラプレジャー
感嘆詞の名前…実況を聞いてみたかった。




面白かったのは、


ローレルリラ
これ、逆から読むと「ラリルレーロ」。
ん?外国馬じゃないのかな。
でもこれ、リラはギリシアアポロンの竪琴の名前(種類)
ローレルは冠名かー。
偶然?



ゼニヤッタ
なんか浪速の商人って感じで笑った。



Alamshar アラムシャー
荒武者かと思うのは単純だよね。
きっと違う意味があるだろう。
でも、どーしても、B-RAPのムーシャを思い出してしまって、ダメだ。
スペルが違うのが救われる。
MUSIAファンの方々、ごめんなさい。
実況では“ラ”が巻き舌になるんでしょうか。
それは聴きたいものです。

と、思っていたら後日実況を聴く機会に恵まれ。
やはり“L”の発音は巻き舌にはならず、綺麗な“la”のままでした。
江戸っ子なので、巻き舌に妙に親近感を持ってしまいがちなのです。



それにしても、これが一番!って決めるのは、ホント難しいね。
知れば知るほど、実に面白い。


もうかれこれ一時間以上は血統表に釘付け。



お馬さんや人間が走ってるのを見るのが大好きで、特に海外競馬は芝の緑の美しさも伴って興味深いのですが、初心者にも及ばないので馬名の英字表記等に関して間違いがあるかもしれません。ご了承くださいますよう。



成績は記さなかったけど、みんな結構凄くて名前だけで選ぶ勘はまだまだ現役かも、と一人喜んでおります。




18日に、Pepper and Salt、Foolish Pleasure 、What a pleasure、Alamsharと誤字を含め加筆訂正しました。