Because he was a spoiled brat!

え。
もしかして、“あるキング”にガンダムが出てきたのは。


マクベス繋がりの






マ・クベ?!





そ、そうなの?



そこにもっと深い意味が?


検索に走ろうとするも、ジャック・クリスピンや、村上春樹氏の海辺のカフカのかの図書館のサイトのように、担がれてるかもという気持ちが。

それはそれで楽しいのだけど。
脱力感や喪失感がね、あとからどどーんとね。

と、言いつつ。走る。

The Sound and The Fury.

伊坂幸太郎著“あるキング”読了。

野球選手になるべく生まれたある人物の、0歳から23歳までを綴った物語。
目次には、

0歳 三歳 十歳 十二歳 十三歳 十四歳 十五歳 十七歳 十八歳 二十一歳 二十二歳 二十三歳 0歳

とあり、最後の0歳を先に読みたい衝動としばし葛藤(笑)
だって、どう考えても不思議で。不思議に目がない私は、ネタバレも逆スライド読書も日常茶飯事。


しかし、とりあえず順に読もうと決意。


出だしから、妙な違和感に戸惑う。いつもの伊坂ワールドと違う。
軽妙さなどまるでなく、言葉遊びも少ない。
けれど引用はたっぷりある(笑)ここでちょっと安堵。
背景にはマクベスの気配が。
マクベスの3人の魔女のような存在が登場するせいですが。


伊坂作品には、人の悪意が強く描かれていることが多いように感じるのですが、それがとても心に痛みを走らせ。
でも、よーく読めばあちこちに善意の欠片がちりばめられていて、それを見つけては安心しつつ、うなずきつつ(笑)
そして、そういう人が必ずしも世間で言う“いい人”ではないことも多く。
そこが楽しかったりして、新刊が出ればすぐ読みたくなってしまう、という。
という意味で、善意というか当たり前なことを普通にできる(やってしまう)人が多く登場した“ゴールデンスランバー”が、今のところ一番好きかな。

話が脱線しましたが、この物語は悪意だらけですね。読んでいて胃痛が。
でも、目を凝らしてみればやはりいつもの探せば見つかる欠片もあり。


読んでる最中、読み終わったとき、伊坂作品の“モダンタイムス”が浮かんできました。


「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である」


というセリフだったか文章だったか。


あるキングの中で、マクベス3人の魔女は問う。

「おーく(王求:主人公の名)、フェアに生きろ」
「おーく、フェアネスを貫けるか」

マクベスの3人の魔女とこの3人の魔女の違いは、3人が3人とも同じ事を言う点。
つまりエコー?(違

3人の魔女は見える人には見えるという設定で、父親にも認識できたらしく、父親は毅然とした態度で答える。

「当たり前だ」

と。


その答えに対し、魔女達は輪唱する(笑)

「そう、うまくいくだろうか」
「まわりがフェアに扱ってくれるだろうか」
「きれいはきたない。きたないはきれい」
「フェアはファウル。ファウルはフェア」
「フェアネスを貫こうとする者は不幸になるぞ」

最後のセリフで「危険思想とは〜」が浮かんできたのですが。


王求は、才能と努力によって当然の如く、“規格外、例外”となってしまう。


ここでまた思い出す別の伊坂作品のセリフ。

「システム化された世界で邪魔になるものは“例外”であり、例外は人間にもある」

その小説では、例外的な人間がどう処理されるかは語っていなかったけれど、その答えがこの小説にあった。



例外は邪魔。



野球の試合で、常にホームランを打つ王求が迎えられたのは“敬遠”というファウル。
敬遠され、正しい結果が出せない。評価が適正でなくなる。
だから記録の更新ができない。


まわりはフェアに扱ってくれなかった。


でも、王求は不平不満を言わず淡々として野球を続ける。
それが運命だと知っているから。



ただ、王求は“王になるべく者”らしいので(笑)、傅く者達も登場し。
彼らも王求にフェアじゃなかったと思う。両親含め。
フェアではない、という意味を色んな角度で見ることができました。


救われてるような救われないような物語が続くのですが、最後の0歳でちょっと鳥肌がたったというか、ね。
ループするのね、と。バトンタッチして。



でもね。
例外的な強さと言えば、今、キム・ヨナ選手を思い出すのですが、彼女の金を世界中は拍手喝采をもって喜んだじゃないですか。
そういった面に目を向けないのは、伊坂作品の特徴のひとつでもあるよね、と思いつつ、だからこそ、きっと、キム・ヨナ選手も色んなファウルにぶつかってきたのだろう、と想像できるのだけど。


そして!
今回はマクベスの影に怯えていたら、なんと!ガンダムが出てきましたよ!小説内に。
ビックリ。
でも、よくわからなかったので、ガノタの甥っ子に訊いてみると


甥っ子「それはー俺は知らない昔のやつかもしんないなー、でもあれかなーこれかなー」

と、出るわ出るわ沢山のタイトルが。
それでもわからなかったので、

私「あーあのブタのツメみたいなやつ?」

と訊いたら、即効で

甥っ子「それはターンAって読むんだよ!(軽蔑の眼差し」


…。

読み方は知ってるけど、私にとっては絵柄みたいなものだから。


とりあえず、ビックリした。伊坂作品にガンダム






そして、これを機にトランプの絵柄の意味に興味を持ちまして、色々調べてみたり。
深い意味があるんですねー。国によっても違う点もあって。
面白いです。
“あるキング”の表紙は、スペードのKINGですが手にしているのはバットです。
スペードが意味するのは“剣”ですが、王求にとってはバット=剣ということなのでしょうか。
バットに近いと思うのは、クローバーの棍棒なのですが、意味的に違うのかなあ…などと考え込んだり。


伊坂作品は、こういった広がりがあるから楽しいですね。



すでに長文ですが、心に残った名言を記しておきます。


「私たちが恐れるべきは、負けることではなく、負けることを恐れなくなっていることだ」
仙醍キングス フランクリン・ルーズベルト

なぜか、お蝶夫人を思い出した。
「負けることを怖がるのはおやめなさい。それよりも、力を出さないまま終ることを恐れなさい」
エースをねらえ!


「わたしたちが恐れなくてはいけない唯一のことは、恐れることそのものだ」
アメリカ第三大統領 フランクリン・ルーズベルト

そう。お蝶夫人を思い出し(しつこい



「悲しみというやつ、どうやらうつるものらしいな」
シーザー側近 アントニー

笑いもうつるよね。感染する。吉田戦車を思い出した(笑)



「俺はな、優雅に飛んでる鳥が落っこちたりするのを見て溜飲を下げるよりも、絶対飛ばないような牛が空飛ぶのを見て、大爆笑するのが好きなんだ」
仙醍キングスオーナー 服部勘太郎

服部勘太郎はやくざな男なのだけれど、憎めない。敬意を表して(笑)
こんな言葉を思い出した。

The great pleasure in life is doing what people say you cannot do.

敬意を表してと言っても、ただ英文なだけ。



「見てくれの良い、清潔感のある方が正義で、不恰好で醜い姿の方が悪者だと決め付けるのはもしかすると、偏見かもしれない」

これはよーく出てくるよね。伊坂ワールドに。
様々な表現を使っているけれど。


私は見てくれで決めたりしないけどね。
言動で決める。

だから、グラスホッパーに出てくる比与子の言うように、辛い人生を送ることになるかもしれないね(笑)

海外競馬に興味ある畑違いのおれが選ぶかっこいい馬名の外国馬。

どうしても下書き丸出しな昨年のエントリが許せず、本日(3/9)加筆修正いたします。
偉大なるトルストイを見習って。恐れ多くも。桁が違いすぎますが。
↑こうやって倒置法な文章を使ってる自体、すでに怪しいですけど(笑)
それに、トルストイの桁違いな行為は推敲ですね。世に送り出す前にきっちりしっかり何度でも。
私は後になって、ドタバタと。



とにかく、タイトルから気になって仕方なかった“が”が多すぎる点。
一個削っただけで、すっきり。


そして、以下の通り。
間違え探しのような感覚で楽しんでいただけたら、と。




外国馬のネーミングセンスはとてもステキだと思います。
その響きを楽しみ、由来を想像し、そして答えに辿り着いたときの満足感や衝撃は、心地良い刺激の連想ゲームを終えたあとのような、または一冊の本を読み終えたような気分にも似てるように思います。
一頭見てしまえば、もう果てしなく一晩明かしてしまう血統表は、ストーリーの宝庫です。
何代も続けば、枝分かれしていくストーリーに広がる無限大の妄想(笑)


そんなおれが選んだかっこいい馬名の外国馬とは。



The Great Gatsby グレイトギャツビー
フィッツジェラルド著“華麗なるギャツビー” 



Catcher in the Rye キャッチャーインザライ
サリンジャー著“キャッチャーインザライ”(本来は歌の題名)

偶然にも、私自身のサイト名でもあり。正直びっくりした。



読書好きで競馬に詳しくないおれからしたら、なんだこりゃぁぁぁ!!!というくらい凄い単純明快。
両方とも村上春樹訳の図書もあるし。



図書関連以外にも興味をひかれる名前は沢山。




Silver Charm シルバーチャーム
灰色の魔女。魔女系大好き。

血統表へ飛ぶ。

Prince Rose プリンスローズ
これはもう単純にローズ系の名前ということで。でも、まさかシルバーチャームへ流れるとは思わなかった。


そして目をとめたPepper and Salt ペッパーアンドソルト


これは!GReeeeNのアルバムのタイトル!

…の逆?



コショウ塩、あなたの人生にあじつけを!
(正確には塩コショウ、あなたの人生にあじつけを!)



そうじゃなくて。



血統表を見る限りではたぶん、

霜降り(笑)

そういう毛並みのお馬さんだったのでしょうか。





Seabiscuit シービスケット
たかが乾パン。されど乾パン。

血統表には楽しい名前がいっぱい。
お父さんは乾パンそのものHard Tack ハードタック
Tea Biscuit ティービスケット
Tea's Over ティーズオーヴァー お茶会が終わってしまった…不思議の国のアリスを思い出す。
Tea Rose ティーローズ 昔使ってた香水の名前(笑)関係ないか。



Seaとくれば、SeaBird シーバード 

パリ、エッフェル塔凱旋門ティファニーで朝食を
へプバーンが浮かぶ。



Storm Flag Flying ストームフラグフライング

嵐の中飛ぶ旗。ものすごい嵐。
浮かぶのは、そう、風と共に去りぬ
ヴィヴィアン・リー

そして思う。

Let the stormy clouds chase.
嵐はそのまま吹かせよう。

そう、気の済むまで。
感情的なことなら、気の済むまでどうぞ、と(笑)
天災ならば、早くピリオドを神に祈る。

これ、意外に馬名として存在してたりして。
長すぎるか。
今度、検索してみよう。




Blushing Groom ブラッシンググルーム
顔を赤らめる花婿

響きの良さと変わった名前の意味から興味を持ち血統表へ。
母の名は、

Runaway Bride ランナウェイブライド
駆け落ち

…なにがあったんだ。

そして、その後何代目かには、

Amour Malheureux アムールマルルー
失恋、悲恋。


人生色々あるよね。うん。
でも、成績はすごいね。びっくりするほどスゴイ。

アムールマルルーも響きが良くて気に入って、血統表を見たらブラッシンググルームつながりで驚いた。




さあ、口語体の馬名いってみましょー。


Smarty Jonesの母。I'll Get Along アイルゲッタロング
「私はなんとかやっていくわ」


そしてその母。Don't worry about me ドンウォリィアバウトミー
「私のことは気にしないで」



強いなあ。自立してる。



で、ストーリー性をさらに継続させるために(笑)

I don't mind, if you forget me アイドンマインイフユーフォゲッミー
「私のこと忘れても大丈夫よ」

という馬名を考えてみる。
長文すぎてNGでしょうね。



どこまでも強い女性は憧れです。強さの裏に垣間見えるハカナサ、ヨワサにぐっときます。




さて。続いて。

Foolish Pleasure フーリッシュプレジャー
東奔西走。
すっごい連想。

井上陽水さんの歌に“東へ西へ”というのがあるのですが、歌詞に

「うれしさあまって気がふれる」

というところがあり。
それを思い出してしまいました。
音楽好きな私は、歌詞なら事も無げに暗唱できたり。
これがお勉強に生かされていたら…。



What a pleasure ワラプレジャー
感嘆詞の名前…実況を聞いてみたかった。




面白かったのは、


ローレルリラ
これ、逆から読むと「ラリルレーロ」。
ん?外国馬じゃないのかな。
でもこれ、リラはギリシアアポロンの竪琴の名前(種類)
ローレルは冠名かー。
偶然?



ゼニヤッタ
なんか浪速の商人って感じで笑った。



Alamshar アラムシャー
荒武者かと思うのは単純だよね。
きっと違う意味があるだろう。
でも、どーしても、B-RAPのムーシャを思い出してしまって、ダメだ。
スペルが違うのが救われる。
MUSIAファンの方々、ごめんなさい。
実況では“ラ”が巻き舌になるんでしょうか。
それは聴きたいものです。

と、思っていたら後日実況を聴く機会に恵まれ。
やはり“L”の発音は巻き舌にはならず、綺麗な“la”のままでした。
江戸っ子なので、巻き舌に妙に親近感を持ってしまいがちなのです。



それにしても、これが一番!って決めるのは、ホント難しいね。
知れば知るほど、実に面白い。


もうかれこれ一時間以上は血統表に釘付け。



お馬さんや人間が走ってるのを見るのが大好きで、特に海外競馬は芝の緑の美しさも伴って興味深いのですが、初心者にも及ばないので馬名の英字表記等に関して間違いがあるかもしれません。ご了承くださいますよう。



成績は記さなかったけど、みんな結構凄くて名前だけで選ぶ勘はまだまだ現役かも、と一人喜んでおります。




18日に、Pepper and Salt、Foolish Pleasure 、What a pleasure、Alamsharと誤字を含め加筆訂正しました。

黄金のまどろみ。

さて。
早々、ゴールデンスランバーを見て参りました。
もうそろそろ終了だろう時期だから、焦り気味で。

これ、小説未読で観た人はどんな感想を持ったのだろうか。
展開がすっとぶ箇所が多々あって、理解しづらかったんじゃないかな、と。
あるいは、全く違うドラマを観ていたかも、と思うと、興味深くて感想を聞きたくなる。
でも、既読で内容をしっかり把握してても観方は違うから、鑑賞後のおしゃべりが楽しいんだよね。
映画であれ、読書であれ。


しかし。
何はともあれ。
キルオ!
これはもう!ホントにもう!
もうもうもう!と牛になってしまうくらい良かった。
キャスティングが決定した際、キルオが濱田くんだと知り小躍りしてましたが、そもそも伊坂氏が濱田くんをイメージして作った人物だと。
ほー。
それにしても。
スゴクハマッテタ。
前髪パッツンといい、歌うような話し方といい。
色んな役がこなせるんだね。びっくりした。


伊東四朗さんもハズレてなかった。
小説でも読みながら大笑いしながらも大泣きしてしまったシーン。
映画でも、たっぷり笑わせていただき、しっかり泣かされてしまいました。
おかあさん役も然り。
淡々としていて図太く開き直ったかのように振舞っていたけれど、息子からの手紙にネジが数本すっとんじゃったみたいな高笑い。
泣くのではなく、笑う。


天高く母笑う秋(違


親というものの、深さ強さ逞しさ、そして温かさが伝わってきました。
勿論、一緒に笑いつつ泣けました。

ロックとロッキーにも、充分しびれさせていただきましたが、キルオに続く大当たりは江本さん!
保土ヶ谷


「どちらかといえば裏稼業の人間だから…」


と、微妙にブロントさんを思い出させる口調が笑いを誘い。
散々、車椅子で移動した挙句、唐突に歩き出す後姿にあれだけ可笑しさ図太さを醸し出せる人はそういない(笑)


こうやって考えると、こういう言い方は語弊があるかもしれないけれど、主要人物4名(堺さん、竹内さん、吉岡さん、ひとり)は意外と代役きくかも?とか思ってしまったり。
新選組!の山南さんは、絶対堺さんだけど。

ひとりは、私個人としてはユースケさん(サンタマリア)的位置づけになってしまっていて(笑)
たぶん演技は上手なんだろうけれど、素直に認められないという。
心の狭さが邪魔して冷静な判断がまだできない時期です(笑)


小説では確か「人間にとっての最高の武器とは“笑えること”なんじゃないか」と、青柳は最後に思っていたように記憶しているのですが。
今、手元に本がなく確認できませんが。
映画では、それ以前の“信じること”が強調されていました。

“笑えること”ならお母さんが、“信じること”ならお父さんが浮かんできて、ああ、もうどっちでもいいかな、と。

少ししか出演しませんでしたが、吉岡さんの演技はやはり心に残るものがありました。
存在感?
なんだろうね。うらぶれた感じの哀愁?(笑)
意外だったのが、声。
哀川翔さんみたいな声だった。

小鳩沢がゴルゴ13みたいで笑った。
花火と共に夜空に飛んでったシーンでは、つい大笑いしてしまいました。
小説にはなかったけど、おもしろかった。


全体的に良くできてたと思います。

再読したくなりました。

海外競馬に興味があるが畑違いのおれが選ぶかっこいい馬名の外国馬。


外国馬のネーミングセンスはとてもステキだと思います。
その響きを楽しみ、由来を想像し、そして答えに辿り着いたときの満足感や衝撃は、心地良い刺激の連想ゲームを終えたあとのような、または一冊の本を読み終えたような気分にも似てるように思います。
一頭見てしまえば、もう果てしなく一晩明かしてしまう血統表は、まさにストーリーです。
何代も続けば、枝分かれしていくストーリーに広がる無限大の妄想(笑)

そんなおれが選んだかっこいい馬名の外国馬とは。


The Great Gatsby グレイトギャツビー
フィッツジェラルド著“華麗なるギャツビー” 



Catcher in the Rye キャッチャーインザライ
サリンジャー著“キャッチャーインザライ”(本来は歌の題名)



本好きで競馬に詳しくないおれからしたら、んだこの名前はー!!!というくらい凄い単純明快。
両方とも村上春樹訳の図書もあるし(関係ないけど)



Silver Charm シルバーチャーム
灰色の魔女。魔女系大好き。
血統表へ飛ぶ。
Prince Rose プリンスローズ
これはもう単純にローズ系の名前ということで。でも、まさかシルバーチャームへ流れるとは思わなかった。
そして目をとめたPepper and Salt ペッパーアンドソルト。
これは!GReeeeNのアルバムのタイトル!…の逆?
塩コショウ、あなたの人生にあじつけを!
じゃなくて、血統表を見る限りではたぶん、
霜降り(笑)
そういう色合いのお馬さんだったのでしょうか。





Seabiscuit シービスケット
たかが乾パン。されど乾パン。
血統表には楽しい名前がいっぱい。
お父さんは乾パンそのものHard Tack ハードタック
Tea Biscuit ティービスケット Tea's Over ティーズオーヴァー お茶会が終わってしまった…
Tea Rose ティーローズ 昔使ってた香水の名前(笑)



Seaとくれば、SeaBird シーバード 
パリ、エッフェル塔凱旋門ティファニーで朝食を
へプバーンが浮かぶ。


Storm Flag Flying ストームフラグフライング
嵐の中飛ぶ旗。ものすごい嵐。
浮かぶのは、そう、風と共に去りぬ
ヴィヴィアン・リーが浮かぶ。



Blushing Groom ブラッシンググルーム
顔を赤らめる花婿
響きの良さと変わった名前の意味から興味を持ち血統表へ。
母の名は、
Runaway Bride ランナウェイブライド
駆け落ち
…なにがあったんだ。
そして、その後何代目かには、
Amour Malheureux アムールマルルー
失恋、悲恋。



人生色々あるよね。うん。
でも、成績はすごいね。びっくりするほどスゴイ。

アムールマルルーも響きが良くて、血統表を見たらブラッシンググルームつながりで驚いた。




さあ、口語体の馬名いってみましょー。


Smarty Jonesの母。I'll Get Along アイルゲッタロング
「私はなんとかやっていくわ」


そしてその母。Don't worry about me ドンウォリィアバウトミー
「私のことは気にしないで」


他。

Foolish Pleasure フーリッシュプレジャー
東奔西走。すっごい連想。
井上陽水さんの歌に“東へ西へ”というのがあるのですが、歌詞に
「うれしさあまって気がふれる」
とあり。
それを思い出してしまいました。



What a pleasure ワラプレジャー
感嘆詞の名前…実況を聞いてみたかった。




物語だねえ。



面白かったのは、


ローレルリラ


これ、逆から読むと「ラリルレーロ」。
ん?外国馬じゃないのかな。
でもこれ、リラはギリシアアポロンの竪琴の名前(種類)
ローレルは冠名かー。
偶然?



ゼニヤッタ
なんか浪速の商人って感じで笑った。



Alamshar アラムシャー
荒武者かと思うのは単純だよね。
きっと違う意味があるだろう。
でも、どーしても、B-RAPのムーシャを思い出してしまって、ダメだ。
スペルが違うのが救われる。
MUSIAファンの方々、ごめんなさい。
実況では“ラ”が巻き舌になるんでしょうか。
それは聴きたいものです。



これが一番って決めるのは、ホント難しいね。
知れば知るほど、実に面白い。


もうかれこれ一時間以上は血統表に釘付け。



お馬さんや人間が走ってるのを見るのが大好きで、特に海外競馬は芝の緑の美しさも伴って興味深いのですが、初心者にも及ばないので馬名の英字表記に関して間違い等あるかもしれません。ご了承くださいますよう。



成績は記さなかったけど、みんな結構凄くて名前だけで選ぶ勘はまだまだ現役かも、と一人喜んでおります。




18日に、Pepper and Salt、Foolish Pleasure 、What a pleasure、Alamsharと誤字を含め加筆訂正しました。

欲しいものはダイヤの結婚指輪のネックレス…


利用している駅がとてもお洒落な造りなのでロケに使われる頻度が高いのですが、今の時期が一番キレイですよー。イルミネーションが。
最寄の駅を含め利用してる駅は4つあるのですが、その中の一駅にステキな塀が続いてる箇所があるんですね。
色とりどりのモザイクみたいなレンガみたいなもので造られていて、足場のような石がちょこちょこと飾りでついてるんです。
今までなんとも思わずに通っていたのですが、最近ウォールクライミングに興味を持ち始めたせいか、そこを素通りできなくなってしまいました。


登りたい…という衝動と葛藤。


そういうのをイメージして造ったとしか思えない石の連なり。


うーん。


と、見入っていたら、お母さんに怒られてる子供発見。
その子、登りかけてた。
やっぱり登りたい衝動に駆られるよね。と、その子に言いたくなりました。




近所に特に子供対象に作られた施設があって、そこにもウォールクライミングがあると聞いて(その施設のスタッフが後輩なので)ちょこっと通ってます。
小学校低学年のやんちゃな感じの男の子と、まさに才色兼備でスポーツ万能なタイプの(小3でw)女の子が相手をしてくれます。
先日は入っていった途端、


男の子「テグスネ引いてまっとったわい!」


と言っていただきました。


女子に「使い方違うから!」「それ、おかしいから!」


と突っ込まれてましたが、楽しそうに猿になって登ってみせてくれました。


女の子は読書量が多く、話が合います(笑)
そして、男の子の方も意外や意外、本好きのようです。
だから「てぐすね」なんて言葉を知ってるんだな。


男の子に言わせると、バランスがなっとらん!ということで。
女の子は、子供用のだから逆に難しいのでは、と気を遣ってくれて。

後輩はただただ笑ってるだけで。

甥っ子は一度付き合ってくれて、足も使わず軽々登りきり憧れの目で見られていました。特に女子に。
男の子からは、

「ばねえ!登り方がばねえよ!」

と、イマドキの言葉で賛辞され(笑)
甥っ子は、

「それほどでもない(byブロント

と。


ぱねえ、って…。


でも、そこももうすぐ冬季休業になってしまうので残念です。
その子達と会えなくなるのも。

と、思ったら、たまーに利用している図書館が一緒のようで。
楽しみが増えました。


今年も残り僅かとなりましたねー。
なんだか色んなことがあっという間に通り過ぎて行った感じ。
私は同じ場所に立ってる、というね。


成長してないってことですなー。

Not in my line.

今更ながら、楓って綺麗だなと思うようになった。
今までは、桜とか薔薇とか、花や実のなる方に目が向いてたのかもしれない。
秋になれば紅葉を愛でに出かけたりはしてたけれど。ある時は京都まで出向いたり。
イチョウの葉が落ちれば、イチョウ並木に出向いたり。
公園に行って、がざがざ歩いたり。
楽しいけれど、桜ほど高揚はしなかった。
でもねえ。
今年は綺麗だなあ、って実感したんだよね。

たまたまテレビでも観たんだけど、もみじの天ぷらみたいなお菓子があるんだよね。
衣にお砂糖とゴマを入れて油で揚げるみたいなんだけど。
かりんとうみたいだと言ってました。
もみじの味はないそうです。

そして、またしても今更ながらの疑問。
モミジとカエデって違うの?呼び方だけ?
おはぎとぼたもちの違いみたいな、何かあるのかな、と。

まず、葉の形の違い、と、名前の由来の違いがあるそうな。

http://shinrin-jp.jugem.jp/?search=%A4%E2%A4%DF%A4%B8

へえええ。